【ＡＤＨＤ】簡単！やる気が出る方法 (2)

私は子供の頃から、日常生活をタイムトライアルにして楽しんでいたようなところがありました。たとえば、ギリギリまで学校へ行く準備をせず、残り１分になって大急ぎで服を着る。「遅刻するでしょ！」とひどく不機嫌な母を横目に、「１分で服が着れるか、限界にチャレンジだ！」などと心の中で楽しんでいました。案の定、いつでも遅刻ぎみでした。 ...

私には、余裕をもって何かをするということがどうもできないのです。余裕を持つとまったくやる気が起きない。ＡＤＨＤの人は、ドーパミンの出が悪いという話を聞いたことがありますが、もしかしたら、タイムトライアルのようなドキドキする状態が、私のドーパミンを誘発して、やっと人並みにやる気が出る状態なのかな、と思ったりします。

大人になった今は、それをうまく使って、やらなくちゃいけないことをなんとかこなしています。たとえば皿洗いなどは、最もやる気が起きない家事ですが、何かのついでにやるようにすると楽しくできます。「お湯が沸くまでの間に、お皿を洗っちゃおう。さて、お湯が沸くのが早いか、私の皿洗いが早いか競争だ！」と考えると、驚くほどのパフォーマンスで皿洗いが完了します（笑）。

参考
*1: James W. Forgan, PhD. & Mary Anne Richey 『Raising Girls with ADHD』

先頭へ戻る